2007年07月03日

アガサさんのしあわせ 完

アガサさんは、抱き上げてしまいました。
たれさがったコーヒー色の耳、体は、ぶちで、手足は、わりと大きく、ポテッとしてました。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル、その小犬は、アガサさんといっしょに、くらすことになりました。
童話の「青い鳥」の女の子から、ミチルという名前をもらいました。
初めて来た日、ミチルは、アガサさんのくつしたや、セーターや、いろんな物をかじりました。
お気に入りのティーカップもこわしました。
 ??????????
でも、今は、籐のかごの中にタオルケットをしいたベットのなかで眠ってます。
今夜は、月も星も天窓から見えます。
アガサさんは、ミチルを見て、つぎに、あおむけになり、月と星の方を見ました。
笑っているように見えました。
アガサさんもにっこりして、いつのまにか眠ってしまいました。 
                                  完
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posted by Ucci at 17:05| 東京 ??| Comment(0) | ミチルとアガサの物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月01日

アガサさんのしあわせ2

ある日、画材店のある町まで、出かけていきました。
ペットショップの前を通りかかるとウインドーの中で、二匹の仔犬がじっと外をみていました。「あら、かわいいわ」
アガサさんは、店の中に入ってみました。
サークルの柵の中に、十数匹の仔犬達がいました。
ヨチヨチ、ヨロヨロ歩いても、すぐ転んだり、ねそべって上目づかいで見ていたり、タックルして、じゃれあったりしています。
 
一匹の仔犬が、アガサさんの前に来て、立ち上がり、背伸びして、両手を差し出しました。
黒い大きな目で、アガサさんの目をじっと見つめて、しっぽをふりながら、トントン体をはずませてます。
posted by Ucci at 09:07| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | ミチルとアガサの物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月30日

 アガサさんのしあわせ1

画家のアガサさんは、5階建ての細長い建物の一番上の階に、一人で住んでいます。
天窓が3つもある、広い部屋です。
昼間は、音楽を聴きながら絵を描いてます。
晴れた日には、天窓から明るい光がふりそそぎ、雲が流れていくさまや、
時には、飛行機や鳥が飛んでいくのも見られます。

お茶の時間、アガサさんは、香りの良いハーブティーを、ゆっくりと飲みます。
 「 フーッ 」と息を吐き「 し あ わ せ 」 と思います。

夜、よく晴れた日には、月や星も、天窓から見えます。
でも、じっと見ていると、ふしぎと涙が出てきそうになるのです。
そこで、いつも、横を向いて寝ます。t.m1.jpg
posted by Ucci at 14:23| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ミチルとアガサの物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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